(短文記事) 鶏の筋芽細胞も若い個体の細胞の方が良い
細胞

(短文記事) 鶏の筋芽細胞も若い個体の細胞の方が良い

以前、牛の筋衛星細胞では若い個体から取った方が細胞のポテンシャルが高いことを紹介しました。今回は鶏の場合だとどうなるのか、それを示した論文の紹介です。

結論、鶏でも若い個体(ニワトリ胚)由来の細胞の方が増えやすく筋分化もしやすい

今回の論文では、19日胚の鶏と5週齢ブロイラーから筋芽細胞を取り、増殖能、分化能、総アミノ酸量を比較しています。

結果として、細胞の倍加時間(細胞が2倍になるまでにかかる時間)は、19日胚由来の細胞では約22時間、5週齢由来の細胞は約28時間と、胚由来の細胞の方が増殖能が高い結果が得られています。

また筋分化能も、胚由来の細胞の方が明らかに高くなる結果を示しています。培養肉を作るうえで、細胞が速く増え、筋肉方向へ分化しやすいことは、非常に好ましい結果です。

最後に、ミニ培養鶏肉をそれぞれの細胞から作成し、アミノ酸組成を調べた結果、構成するアミノ酸組成に大きな違いはありませんでした。単純に胚由来の細胞の方が早く増え、分化しやすく、最終産物も同じ、という興味深い結果になっています。

興味深いがあればぜひ論文も見てみてください。短文紹介でした。

引用文献

細胞培養食品ラボ メールマガジン

月1回程度、新着の関連記事とニュース情報等をお届けします。いつでも配信停止可能です。